かざもりのブログ

福岡のこと、役立つ情報等紹介します

宇美八幡宮ー安産祈願・子安の石・産湯の水・湯蓋の森・衣掛の森等ー

福岡の神社ー宇美八幡宮

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プロローグ

先日、用事で福岡県粕屋郡宇美町に行きました。用事が早く終わりましたので近くの「安産祈願」で有名な宇美八幡宮にお参りに行ってきました。

今年(令和2年)に宇美町は町制施行100周年を迎えます。宇美町の町名の由来は宇美八幡宮からきてます。また、私の回りのほとんどが宇美八幡宮で「安産祈願」をしてます。

 

[目次]

概略

宇美八幡宮の御祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)、住吉大神(すみよしおおかみ)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)です。

宇美八幡宮は、神功皇后が三韓征伐より御帰還され、産所を蚊田の邑(蚊田は宇美の古名)に定め、側に生出づる塊(えんじゅ)の木の枝に取りすがって、応神天皇を安産にてお産みになられたこの地を宇瀰(うみ)その後、宇美(うみ)と称されました。

御産舎の四辺に八つの幡を立て、兵士に守らせた故事が「後世八幡大神と称する此故なり」とも伝えられています。八幡大神御降誕の聖地として、敏達天皇の御宇(西暦570年頃)に創建され、先ず神功皇后と応神天皇の母子神をお祀り致し、後世に至りて上記の五座としてお祀りされました。

境内には、樹齢二千年以上と推定される、国指定天然記念物湯蓋の森」「衣掛の森」という二本の老大樟(くす)を始め、数多くの大樟が生い茂っています。

若葉の季節となれば、萌えるような御神威の「生命の息吹」を今日に伝えており、安産・育児の守護神、「子安大神(こやすのおおかみ)」と称され、今も多くの人々がお参りしています。

 下の動画は宇美八幡宮の概略を説明してます。

安産祈願

胎児の健やかな発育を願い、妊婦が白布の腹帯(岩田帯)を締めるお祝いです。五ヶ月目の戌の日を選ぶには、犬のお産が軽いことにあやかりたいという願いからだと言われており、宇美八幡宮では御祈願の方に御朱印を押印してます。

安産の御祈願を終え、お産の鎮めとして、境内末社「湯方社(助産師の祖神)」の周りに奉納されている「子安の石」預かって持ち帰り、目出度くご出産の暁には、別の石にお子様の名前などを書いて、安産御礼(初宮詣)の御祈願にてお祓いの後に、預かった石と一緒に納めするのが、慣わしとなっています。

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子安の石 umi-hachimangu.or.jp

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絵馬・御朱印 umi-hachimangu.or.jp

下の写真は「湯方社」、「子安の石」、「説明板」です。

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境内

宇美八幡宮境内案内図

宇美八幡宮の公式ホームページに掲載されてます。

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宇美八幡宮・境内案内図 fc2.com
昭和の鳥居 

西鉄バス停の「宇美八幡宮前」のすぐ近くにあります。

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応神天皇御降誕生地の碑

昭和の鳥居の脇に建ってます。応神天皇は全国の八幡宮の主祭神です。

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御由緒書

「昭和の鳥居」の近くにあります。御由緒には御祭神などと共に宇美八幡宮を有名にしてる「安産祈願」の根拠である事柄が記されてます。

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元禄の鳥居

両脇には狛犬が設置してあります。

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注連縄掛石

注連縄掛石(しめかけいし)の注連縄は神道における神祭具で、厄や禍を祓ったりする意味もあります。

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休憩所と大樟

休憩所には三つのお店があり、茶房で珈琲、紅茶、抹茶等が頂けます。また、焼き立ての子安餅も売ってます。向かいにはトイレがあります。

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手水舎・大樟・文化財の説明板・絵馬殿

お詣りの前に手水舎で心身を清めましょう。説明板には宇美八幡宮の五つの文化財が記されてます。

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説明板には次のように記してます。

文化財

一、衣掛の森 国指定天然記念物

一、湯蓋の森 国指定天然記念物

一、筑前国四王寺址 経塚群出土品(経筒外二十点) 国指定重要文化財

一、安産信仰に関する伝説地 県指定民俗資料

一、宇美神楽 県指定無形文化財

一、蚊田の森 県指定天然記念物

文部省 福岡県

 神門

神社に設けられる門です。神門の前には「元禄の鳥居」の狛犬とは異なる狛犬が建ってます。比べてみると面白いです。

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社殿

お詣りの前にまず手水を行い、服装を整え、神前に進み二拝、二拍手、一拝の作法でお詣りしましょう。

拝殿

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拝殿・幣殿・子安の木

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本殿

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子安の木

子安の木(こやすのき)・(えんじゅ)は県民俗資料重要文化財です。

神功皇后、産所を蚊田の邑(蚊田は宇美の古名)に定め、側に生出づる槐の木の枝に取りすがり、応神天皇安産にてお産みになられました。

その木は今もその種を絶やさず、「宇美宮の槐」として、皇后皇女を始め、産平安の衣木(みそぎ)には、必ずこの槐を用いたとされています。「平産の幸ある木」という意味で、「子安の木」と称されています。

槐は中国の本草学によれば、解毒、補精に効果があり、その枝にすがれば安産するという信仰があります。 

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子安の木 umi-hachimangu.or.jp
お守授与所

安産、初宮などの各種御祈願の受付や、御札や御守り、おみくじなどを授与するところです。祈願待合所や授乳室も隣接しており、ご希望の方はお気軽に神社職員にお申し出下さい。

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社務所

社務所は子安館とお守授与所の間に建ってます。社務所は神社の事務を扱う所です。

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子安館

神前結婚式や特別祈願祭、総代会等の各種会合等が行われる多目的会館です。一般貸し出や館内の見学も可能ですのでお問い合わせください。 

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衣掛の森

衣掛の森(きぬかけのもり)は国指定天然記念物です。素晴らしい老大樟で、「湯蓋の森」とともに宇美八幡宮のシンボルである御神木です。社殿の左側にあり、樹齢二千年以上と推定されてます。

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産湯の水

産湯の水(うぶゆのみず)は県民俗資料重要文化財です。境内北隅にあり、「応神天皇御降誕の時、此の水を産湯に用い給いしより今に至るまで妊婦拝受して安産を祈る。」と伝えられてます。

表示石の揮毫者は、福岡県初の内閣総理大臣の広田弘毅です。揮毫者の十三歳のときの字が刻まれています。

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湯方社

湯方社(ゆのかたしゃ)の御祭神は湯方殿(助産師の祖神)です。

湯方大神、又は湯方殿とも称され、応神天皇御誕生の際産婆の役として功績により、第三十代敏達天皇の御世(約1450年前後)本宮御創建の時にお祀りされたと伝えられています。

皇室の御崇敬も篤く、古来より安産及び小児成長の守護神として広く信仰されてます。12月14日の湯方神社祭には、多くの助産師が参列し、祭典が奉仕されてます。 

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聖母子像

聖母子像の母親は神功皇后、子供は応神天皇です。聖母子像の台座には山上憶良(やまのうえおくら)の万葉歌が刻まれてます。万葉歌の大意は「銀も金も宝石も、どうしてそれらよりも優れている子供に宝として及ぶだろうか、いや及ぶまい。」

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聖母子像 umi-hachimangu.or.jp

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聖母子像の台座の万葉歌 fc2.com
 子安の石

湯方社」を囲むように、玉垣を築きこぶし位の石が山ほど積まれています。

安産祈願を終えた妊婦が”お産の鎮め”として此処の石を預かって持ち帰り、目出度くご出産の暁には、別の新しい石にお子様の名前等を記して健やかなる成長を願い、安産御礼(初宮詣)の御祈願にてお祓いの後に、預かった石と一緒に納めるのが慣わしとなってます。

この「子安の石」の信仰はいつ頃始まったか定かではありませんが、「筑前國続風土記」には記されております。

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恵比須社

御祭神は事代主命(ことしろぬしのみこと)

「事を知る神」として、善悪を判断する力があるとされ、一般的に「えびすさま」と称され、商売繁盛・開運の神としてお祀りされています。 

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聖母宮

聖母宮(しょうもぐう)は皇后御殿です。御祭神は神功皇后です。

主祭神応神天皇の安産に因む信仰から、その「母后・神功皇后」に対する特別の崇敬を以って、宝永3年(1706)当時の藩主・黒田綱政公により寄進されました。

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湯蓋の森

湯蓋の森(ゆふたのもり)は国指定天然記念物です。素晴らしい老大樟で、「衣掛の森」とともに宇美八幡宮のシンボルである御神木です。

社殿に向かって右側にあり樹齢二千年以上と推定されています。

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平成の鳥居

奥宮の胞衣の浦(えがなうら)に行くのに宇美八幡宮の境内を出て「平成の鳥居」を通り子安橋を渡ります。

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子安橋

奥宮である胞衣の浦に行くのに宇美八幡宮の境内から少し歩くと宇美川にかかる朱の欄干の橋である子安橋に着きます。

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胞衣の浦

胞衣の浦は、境内北神苑内にあります。県民俗資料重要文化財です。

胞衣(えな)は、産舎の後なる川(宇美川)にてすすぎ、筥に入れて山(胞衣の浦)に奉安したとされ、その地を「胞衣の浦」と称し、祠を建てお祀りしてます。

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 参拝者のtweets

 このブログは、宇美八幡宮の公式ホームページを参照してます。

www.umi-hachimangu.or.jp

 アクセス

 

JR博多駅より

【電車】 JR「宇美駅」下車徒歩5分

福北やたか線長者原駅で香椎線へ乗換終点宇美駅下車ふれあい通りを道なりにお進み下さい。

【バス】西鉄バス「宇美八幡宮前」すぐ

博多バスターミナル14番のりばより33番・37番系統または32番(原田橋行、上宇美行)

 高速道路

 九州自動車「大宰府IC」より 約15分

 九州自動車「須恵スマートIC」より 約10分

(ETC車限定)

福岡都市高速「月隈」出口より約15分

【駐車場】

無料駐車場が3箇所あります。

第一駐車場(鳥居に向かって左手)

第二駐車場(歴史民俗資料館隣)

第三駐車場(参道直進180m 宇美小学校前)

最後に

宇美八幡宮は、特にお子様に関する御神徳があるようですので、お子様を授かりたい方、安産をご希望の方、お子様の健やかな成長を願う方等、お参りしてはいかがでしょうか!